黒引きの美
今日は成人式だったようですね。
一日中缶詰状態でアルバム制作をしており、
艶やかなキモノ新成人達を見かける事もなく、
一日が終わりました。。。
忙しすぎる毎日に、ほんの少しブルーになりながら
『成人式、あぁ、そんな時もあったなぁ。。。』
などと淡い気分に浸りながら何となく記憶を引っ張りだしたところ、
黒の着物に金刺繍。二十歳なのに「極妻」やら「アネゴ」などと言われ、
「あんたは何人?」のような外人カメラ小僧にさえつま弾きにされたという哀しい思い出がわいてきました。。。
一体何がいけないのやら。。。
さて、黒の着物と言えば、
結婚式の撮影に行くと、最近「黒引き」が流行ってますね。
挙式黒引き、披露宴お色直しが白ドレス、とか、
挙式がドレスでお色直しに黒引き、とか。
がらっと雰囲気も変わり撮影も楽しいです!
実は、黒引きで結婚式を挙げるのは、
白無垢より歴史が深いとか。。。
江戸後期から昭和初期まではごく一般的だったようですね。
今でこそ「白」でなく「黒」で結婚?という感じもするのですが、
「黒」ってやはり、一番豪華で艶やかで、
そして一番女っぽい色だと思いませんか?
(「極妻」にならない限りは)結婚式での黒い着物、
おススメです!
written by C
photo by J