ホテルフランクスでの結婚式写真|名物スタッフ
最近はコンビニにしても、レストランにしても、接客業の質というものが落ちているように思います。
結構美味しくて、ホテルの中の店舗として入っているようなイタリアンレストランで、私達のテーブルの担当となった女の子。
どう見ても若いアルバイトではあったものの、何回も何回もオーダーを聞きに来て、最終的に1本のワインを頼むのに6回もテーブルに舞い戻って来たというのに、毎回決まって言うセリフは「ごゆっくりどーぞー」というもの。
ちょっと、、、。何か言うことないんかい!
「マニュアル通り」が一番反感買ってしまうケース。他にもありますよね。
その場の空気を読んで、直接人間らしい言葉で接客して欲しい。
普段の生活でも思うのだから、特別な日、例えば結婚式なら尚更、その場その場の臨機応変な立ち回りや暖かい言葉なんかが無くなってしまったら、サービス業やめてしまえ!と思ってしまいます。
ホテルフランクスさん。この会場は持ち込みのカメラマンを嫌いますが、1点とても印象的なシーンが毎回心に残ります。
地味なシーンであまり重要視されない箇所かもしれない「親族紹介」のワンシーンです。
普通はアテンドやキャプテンが兼任し、決まり切ったセリフで始まり決まり切ったセリフで終わる。これでもしかしたら充分かもしれない、と思ってしまいがちな15分。このホテルにはこの「親族紹介」だけを担う専門スタッフさんが1人いらっしゃるのです。
初めてこのホテルフランクスさんに撮影に行ったのは多分もう6年前位だったでしょうか?
既にその時、親族紹介のスタッフが面白い!という印象を受けましたが、未だ現役でやってらっしゃったとは!
一人一人の親族紹介に、サラッと嫌み無く場を和ませるコメントを付け加える。親族のお名前をちゃんと覚えて、小さいお子さんや祖父母の方々を、お名前付きでコメントする。近寄って笑顔で素敵なコメントを挟む。
一つのカップルが誕生するということは、家族が倍になるということ。
こんな紹介者がいたら、何となく家族間の親近感も沸きますし、それに挙式直前の緊張感もほどけてリラックスできますよね。
この人、プロ。感服です。
さて、お写真を紹介しましょうね。
笑顔が何とも可愛らしい新婦様。現像色もやや可愛目。
挙式前のロケは室内のみと決まってますので、まずは定番からキレイに撮っていきましょう。
これです。このシーン。The親族紹介。
こんなにして近寄ってコメントする親族紹介なんて、本当に心が和みます!
さて挙式。挙式会場は大変ステキですが大変暗く、ちょっとウエディングカメラマン泣かせかも?(笑)
でも暗いからこそ、こんな素敵なドレスの透かし写真とか撮れちゃいます。
やっぱり誰もが笑顔のこのシーン。青空が映えます。
披露宴からは感動シーンを1枚・・・同時だ!
いやぁ、あのスタッフさんにはいつまでもこの仕事続けてて欲しいですね〜。
たくさんのご家族が、和やかに仲良しになれますように。
Written by C