伝えたい気持ち – フォトフォリー | ブライダルフォト撮影・ブライダルアルバム作成

伝えたい気持ち

例えばクラスメイトなら、気の合う仲間とだけ付き合えばいい。
気が合わなければ喧嘩別れもアリでしょう。
恋人だって同じこと。
でもその相手が親だったら?
それでも自分の気持ちを解って欲しいと望みませんか?
本当は一番自分を理解していて欲しい、と願い、それが叶わない時、もどかしさから反抗したり、ついついキツい言葉を罵倒してしまったり、また逆に口をきかなくなったり。
しかしこの年になって解るのは、お互いに軋轢を感じる、いわゆる仲の悪い親子関係にも、仲良し親子と同じだけの愛情が存在しているということ。
愛情は同じなのに、ほんの少し、価値観や考え方が違うだけだということ。
愛情は同じなのに、だからこそお互いで空回りをし続けるということ。
日曜日の結婚式には、思春期から口をきかなくなってしまった父と娘の物語がありました。
新婦から両親への手紙。
思春期に入った頃から全く父と口をきかなくなったという新婦が読んだ手紙には、その父娘の間を取り持ち続けた母への感謝の言葉、そして、そんな時代にピリオドを打つかの様な、父への暖かい言葉が綴られていました。
「私は今になって、もっと話をしておけば良かったと後悔しています。」
と素直に綴られた手紙、そして、しっかり握られた手と手には、おそらく同じ気持ちであっただろう父の想いを新婦も感じずにいられなかったのではないでしょうか。
私もかつて、思春期と呼ばれる頃から母親と殆ど口をきくことなく、そして理解し合うことなく、ある時海外へ飛び立ちました。
それもほんの少しの価値観の違いからだったのかもしれませんね。。。
「結婚式」という門出の日に、新婦はもう一つの門出ができたように思います。
これからは幸せになることで、父との空白の時間を少しずつ埋めていって欲しいです。
written by C
20091022.jpg
photo by J

2009/10/23結婚式スナップ撮影|Written by fotofolly_matsuoka 

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