父と娘のエピソードというのは、どんな世代にも特別なものがあるのではないでしょうか。
父と娘を題材に、いくつもの心温まるシーンの写真撮影をしてきましたが、写真で語り尽くせないエピソードをここでブログに書いて紹介できる、というのも、なんだか嬉しいですね。
さて、その父と娘のエピソードが生々しく心に残った結婚式。
奇跡的に雨があがった披露宴の終盤です。
新婦が読んだ手紙には、こんなことが綴られていました。
まだ若かった新婦、高校生の頃でした。
実力ある新婦のバトン部関東大会は、高校からはるか離れた遠い県で行われました。
そこへわざわざ足を運んだ父。
手には沢山のみかんを、それもバトン部の全員分のみかんを運んで来たそうです。
「なんでみかんなの？」
と思った新婦は、恥ずかしさのあまりそのみかんを父へと突き返してしまったとか。
実はそのみかん。水分補給になる、と考えた父の思案の策だったのです。
重いみかんと父。
高校生という若い新婦。
なんとなくどこの家庭でも起きえてしまいそうなエピソードですよね。
立派に成人し、こんなに美しい花嫁になった新婦を、父はどう眺めていたのでしょうか・・・
　
　
Written by C
　
　
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ウエディングカメラマン松岡潤
　
　

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