娘が産まれた瞬間に、「絶対に嫁にはやらん！」と笑いながら言っていたやもしれない父。
とうとう娘が嫁ぐ日を迎え、その日の朝に何を思うのでしょう。。。
新郎の父はついに独り立ちをする息子を見て、「良く立派に育ってくれた」とばかりに肩を叩いたり、時には照れながら握手をしたり、はやり花嫁の父とは違って何か満足感というものを感じます。
花嫁の父にも、花嫁の数だけ色んなタイプのお父様方がいらっしゃいますが、やはり共通して『寂しそう・・・』
あからさまに肩を落とすタイプや、無口で何もしゃべらないタイプの父は勿論ですが、やたら饒舌であればある程、その裏の寂しさを感じざるをえない、というタイプの方もいらっしゃいますね。
親族紹介の前に、新郎、新婦それぞれに部屋を用意され、ちょっとした家族の控えの時間があります。
その際にいわゆる「家族写真」をお撮りすることが多いのですが、
「それでは、お父様とのツーショットお撮りしますか？」
と聞いてみると、
「いやだ！」
と言って並ばない父。
「折角だから撮ってもらいなさいよ！」
と母。
「いやだ！」
と父。
、、、こんな会話も、聞けば聞く程娘への愛情と名残惜しさに変わっていきますよね。
新婦から両親への手紙のシーンで、私に泣き顔ショットを撮られまいと、私がカメラのファインダーから目を離すのをチロっと見ては、ささっ！と眼鏡を上げて涙を拭くのも、新婦の父特有の早業です。。。
う～ん。。。早いんです。。。
written by C

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