挙式の写真を撮るにあたって、まずどんな条件で撮ることができるのか、という、ここが写真の雰囲気を決める訳ですが。
たとえば、ガラス張りの白ーいチャペルで周りに何も無し、だと映り込んでくる背景は白。
ガラス張りの向こうに木々があればグリーン。
逆に、密閉されたチャペルでスポットライト、という図であれば、当然絵は黒です。
黒の場合、神父（牧師）側のライトがきちんとされていれば、美しいスポットライトの図柄が完成しますね。
暗い中でライトやろうそくの光がキレイに映える場所は大好きです。
もちろん新郎新婦のバックショットも美しいですし、なんだか主役にちゃんとスポットが当たっているようで、ロマンチックな気がします(⌒-⌒)
新婦が父の腕に導かれ入場。
その後（フツウは）新郎と父が一礼。
、、、と続くのですが、個人的にとっても好きなシーンがあります。
一礼した父が新婦を新郎に手渡し、その後新郎新婦はゆっくり祭壇へ上がって行きますよね。
そのときです！！
新婦の父の後ろ姿がなんとも言えません・・・
明るいチャペルだと、同じシーンの写真でもなんとなくごちゃっと感が出てしまう（前方新郎新婦＆神父とかぶる構図なので）のですが、ライティングされている暗いチャペルだと、お父さんがシルエットとなり更に哀愁・・・
そそくさと帰ってしまう父、またはなぜか端っこに寄ったままの父、色々いらっしゃいますが、真ん中にきちんと位置して頂けると、とても構図が宜しいですね。本人はそんなこと言ってる場合じゃないですけど。。。
バシッと撮れるとブライダルカメラマンとしては嬉しい1枚となります！（笑）
Written by C

photo by C